8月23日はディック・ブルーナさんの84歳のお誕生日です。ブルーナさん、お誕生日おめでとうございます。

 去年もこのブログで紹介しましたが、ブルーナさんは1927年生まれ。日本でいえば昭和2年にあたります。偶然ですけれども、うさぎ年なのですよ。

 手元の日本史年表をめくってみると、その年の7月に岩波文庫の刊行が始まりました。私たちが親しんでいる文庫本の誕生です。それから8月には、日本放送協会が甲子園で初めての野球の実況放送をしています。もちろんラジオですけれどもね。

 ひとくちに84年と言いますが、ずしり歴史を感じます。

 そんなブルーナさんのお仕事ぶりは、まさに円熟の極みといえるでしょう。目先のことに気をとられて、すぐに結果を求めたがる私たちとは違います。

 これは、2003年の初夏にブルーナさんのスタジオにおじゃましたときの写真です。机の上のミッフィー(うさこちゃん)に注目してください。今回の「ゴーゴー・ミッフィー展」のポスターでもおなじみの構図ですね。

 

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 このデザインをさらに磨き込み、絵本「うさこちゃんのおじいちゃんへのおくりもの」(2009年)で、半開きのドアからのぞくおじいちゃんを描きました。子うさぎのポーズを決めてから、同じような構図のおじいちゃんうさぎを発表するまで、少なくとも6年はかけていますよ。本当にじっくり、じっくりつくりあげているのですね。

 そんなブルーナさんの細かなお仕事ぶりがよくわかる「ゴーゴー・ミッフィー展」ですが、いよいよ28日が最終日。昨年4月から全国を巡回してきた展覧会ともお別れです。まだ見ていないという人は、ひろしま美術館にお急ぎください。ブルーナさんのお誕生日に訪れると、いつもよりミッフィーがほほ笑んでいるように思えるのは、私だけかな?

 ブルーナさん、改めてお誕生日おめでとうございます。これからもお体に気をつけて、楽しい絵本やイラストをつくり続けてくださいな。

 

ひろしま美術館で7月30日、ミッフィー展のワークショップ「あなたもブルーナ体験」が行われ、36名が参加してくださいました。6色の色紙を組みあわせて着色する、ブルーナさんの制作技法をそのまま体験します。

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①図版の上に、トレーシングペーパーを重ねてなぞる。
 
②トレーシングペーパーの下に画用紙を置き、トレーシングペーパーをなぞってあとを付ける。
 
③痕の上を黒のポスターカラーで描く。
 
④画用紙を透明シートに印刷する。
 
⑤色紙を切り抜き、画用紙に貼る。
 
⑥画用紙に透明シートを重ねて完成!
 

 

完成した作品のいくつかは、美術館の回廊で展示しています。

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みんな上手にできました♪

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配色がかわると印象もガラリとかわります。

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カラフルなくまちゃんを発見!

シンプルな線だからこそ、自分なりのカラーで自由に楽しめるワークショップでした。

みなさんも挑戦してみてくださいね!

 

 前回のゴーゴー・ブログで、ひろしま美術館(広島市中区)のプロムナードで開かれている「こどもミッフィーてん」を紹介しました。今日は、続きのお話です。

 美術館の中庭に面したプロムナードの回廊パネルでは「ゴーゴー・ミッフィー展」の会期中(8月28日まで)に、もうひとつのかわいい展覧会が開かれています。広島YMCAで毎週土曜日に開かれている「サタディパッケージスクール」で学ぶ17人の小学生が描いてくれた46点を紹介する子どもの手作り展覧会です。

 

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 そのうち、55本のろうそくを立てた大きなお誕生日ケーキの絵については、この前にお話しましたね。実は、そのケーキの絵の隣にもこんなすてきな絵が並んでいるのです。

 見て下さい。ミッフィー(うさこちゃん)が大きなかき氷の前で「うれしいな」とダンスをしていますよ。 

 

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 お相撲さんになったミッフィーもいます。

 

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 おやおや、こちらでは上手にお習字をしていますね。書き初めでしょうか。

 

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 そのほか、新幹線に持ったり、広島名物のお好み焼きをつくったり......。

 

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 近くにはこんな説明文があります。

 

 ようこそミッフィー!!

 にほんにきてくれてありがとう!

 にほんのことをしょうかいするよ。

 1がつ1にちのおしょうがつからはじめるよ♪

 

 そうか、わかった。子どもたちが絵のなかで、四季豊かな日本の各地にミッフィーを案内しているのですね。

 広島YMCAのお話を聞くと、ありがとうの気持ちを込めて、子どもたちが日本に招待したこともわかりました。今回の招待旅行は、ミッフィーが東日本大震災で日本を励ましてくれたことへのお礼だそうです。 

 みなさん覚えていますか。震災が起きて間もなく、作者のディック・ブルーナさんは、悲しくつらい思いをしている日本の子どもたちに向け、涙のミッフィーのイラストとメッセージを送ってくれましたね。そのあたたかでさりげない励ましは、被災地の子どもたちはもちろん、広島の子どもたちの心にも響きました。 

 「お礼に、震災から立ち直って元気になった日本に、ミッフィーに来てもらおう」

 こうして描き上がったのが、このかわいい絵たちなのです。どうぞ、一枚一枚、ゆっくり見てください。どれも楽しそうなミッフィーばかり。思わず口元がほころんできますね。なにより、震災からの復興を託した子どもたちの気持ちも伝わってきます。 

 現実に目を向けると、まだまだ復興への道は険しく、あちこちで大人たちは欲のかたまりになったように、小競り合いを繰り広げています。

 そんなことはどうでもよいのです。被災地を必ず復興させないといけませんし、よりよい国になった日本にミッフィーを招待しなければなりません。絵を見て、強くそう思いました。子どもたちとミッフィーとの約束を、大人の都合でほごにするわけにはいかないのです。 

 いつか、きっと。僕は、子どもたちの絵に未来を信じています。だって、ここ広島は、あの原子爆弾の大惨事からよみがえった街なのですよ。

 各地を旅した「ゴーゴー・ミッフィー展」が16日、ひろしま美術館(広島市中区)にやって来ました。会期は8月28日までです。今回が最後の展覧会場となりますのでお見逃しなく。

 ひろしま美術館を上から見ると、城壁のようにぐるりと取り囲む白い建物群の真ん中に緑の屋根の円い本館があります。「ゴーゴー・ミッフィー展」は本館の奥にある長方形の展示室で開かれており、緑豊かな中庭を見ながらプロムナードを進んでいきます。

 

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 おやっ。途中の壁に55本のろうそくをたてた大きなお誕生日ケーキの絵が飾ってあるではありませんか。何だろう?

 近づくと、そこもかわいい展覧会場でした。プロムナードの回廊パネルで「こどもミッフィーてん」が開かれているのです。

 

cake.JPG 「こどもミッフィーてん」は、その名の通り子どもたちによる手作りのミッフィー展です。広島YMCAで毎週土曜日に開かれている「サタディパッケージスクール」で学ぶ17人の小学生が、2カ月半かけて絵を描いて準備してくれました。すてきなプレゼントにミッフィー(うさこちゃん)はきっと「ありがとう。とってもとっても、うれしいな」と大喜びしていることでしょう。

 広島YMCAのお話によると、ひろしま美術館で開かれる展覧会に合わせて、これまでも子どもたちが描いてきた絵を紹介する子ども展覧会を続けてきました。美術館で開かれる展覧会のテーマに沿って何をどう描くのかを考え、できあがった絵をプロムナードで展示してきました。

 ちなみに最初の子ども展のテーマは「りんご」でした。洋の東西を問わず描かれてきた「りんご」を主題にした作品を集め、2005年に開かれた「りんごの秘密」展にちなんだのだそうです。

 この話を聞いて僕は「えっ。始まりは、りんごだったのですか?」と問い返してしまいました。なんという偶然でしょう。みなさんもご存じのように、ミッフィー(うさこちゃん)の作者ディック・ブルーナさんが最初に発表した絵本が『りんごちゃん(第1版)』(1953年)でした。

 『りんごちゃん』から始まって、120冊以上の絵本をつくり続けるブルーナさんのように、子ども展も長く長く続いていくといいですね。

 そうそう。今回の「こどもミッフィーてん」にはお誕生日ケーキの絵を含め46点が展示されているのですが、ほかにもかわいい絵がいっぱい。それから、とびきりすてきなエピソードもね。

 続きは次回のブログで。

 6月21日はミッフィー(うさこちゃん)のお誕生日です。おめでとう。

 

 作者のディック・ブルーナさんの公式サイト(http://www.miffy.com)などを読みますと、最初の彼女の絵本がオランダで出版されたのが1955年6月21日ですから、今年で・・・。おっと、女の子のお年を数えるなんてやめましょう。

 

 この子は永遠の子ども。自分が小さなころなら同じ年ごろのお友達ですし、こちらが大人になってしまってからも懐かしい幼なじみです。絵本を開くたび、一人ひとりの特別の思い出の時間と場所に連れて行ってくれる。まるでタイムマシンのような絵本だと、僕は思うのです。

 

 さて、そこで今年の6月21日にはどの絵本を読もうかなと迷って、家族そろってお誕生日のパーティーを開く『うさこちゃんのたんじょうび』(福音館書店)にしました。

 

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 お誕生日にお気に入りの花柄のワンピースでおめかししてお友達と遊び、お父さん、お母さん、それからおじいちゃん、おばあちゃんと一緒にお祝いをします。お祝いの席には、おばあちゃんから手渡されたプレゼントのくまちゃんも一緒です。隣に座っているおじいちゃんのなんともうれしそうな顔。よく見ると、おじいちゃんのネクタイには黒地に小さな黄色い点がついています。プレゼントの黄色いくまちゃんを意識したネクタイなのでしょうか? なかなかおしゃれなおじいちゃんですね。

 

 いつか僕もおじいちゃんになれば、孫の誕生日にいそいそと出かけるのかもしれないな。今の僕がこの絵本を読んで思うのは、そんな将来のこと。孫の誕生日にはブルーナさんの絵本を読み聞かせてあげようかな。贈り物は何にしようか。たわいもないことを想像しては、つかの間の夢を見ているのです。

 

 ほらね、やっぱりブルーナさんの絵本はタイムマシンでしょう。読んでいると、未来にも連れて行ってくれるのですから。

「ゴーゴー・ミッフィー展」が3日、いよいよ大阪にやってきました。大丸梅田店15階にある大丸ミュージアムUMEDAで5月15日まで開かれています。ゴールデンウイークは梅田にゴーしましょう。

   

 でも、東日本大震災のことを考えると気が重いな。被災地にボランティアにも行きたいし......。

  

 そんなあなたに、とっておきのお知らせがありますよ。会場でも被災地に手をさしのべることはできるのです。グッズ売り場でミッフィー(うさこちゃん)のチャリティーポストカードをお買い求め下さい。1枚100円です。5枚セット販売だと500円。いずれも税込みです。制作費用などを除き、朝日新聞厚生文化事業団を通じて被災地の救援に充てられます。

 

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 このポストカードのイラストとメッセージは、今回の被害に悲しむ日本の子どもたちに向けてディック・ブルーナさんがかいてくれました。それをおしゃれな縦長なカードにしてみました。角はまるくして、優しい感じの手触りに。業者さんたちも「被災地を助けたい」とずいぶんと協力して下さいました。被災されたお友だちやお知り合いに、あなたのメッセージを書いてプレゼントするのもいいかもしれません。

  

 大震災から間もなく2カ月。現場を訪れると、今もなお言葉を失う光景が広がっています。12万人を超える人たちがまだ避難生活を続けており、復興はめどが立っていません。原発事故も気になります。それでも徐々に電気やガス、水道が戻りつつあり、鉄道や空の便も着実に復旧してきました。大津波でなぎ倒され、枝を折られた桜が、懸命に花を咲かせていましたよ。

 

 今回の惨状に立ち向かうには、ポストカードはほんのささやかな力です。それでも、粘り強く続けていきたいのです。どうかみなさん、手をつなぎ合いませんか。ご協力よろしくお願いいたします。

 

 3月27日の朝日新聞に掲載されたディック・ブルーナさんのイラストとメッセージをご存じですか?

 震災で苦しむ日本の子どもに、オランダから送られたメッセージです。ミッフィー(うさこちゃん)が二粒の涙を流し、鉛筆で力を込めてブルーナさんがメッセージを書いてくれました。

 そのイラストとメッセージが、震災支援のチャリティーコンサートのポスターに使われました。日本センチュリー交響楽団が4月12日正午から大阪市の大阪ガスビルのテラスで開く「東日本大震災支援コンサート」です。演奏などについては日本センチュリー交響楽団(06・6868・3030)に、会場などについては御堂筋まちづくりネットワーク(06・6263・7541)にそれぞれお問い合わせ下さい。

  

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 担当の人にお尋ねすると「入場は無料です。会場に募金箱を置くので寄付をお願いします」というお返事でした。「集まった募金はどうするのですか」とさらに尋ねると「仙台フィルハーモニー管弦楽団に全額贈ります」。

 最初は「えっ」と思いました。音楽家仲間にだけ寄付するの?

 でも、それはとても浅はかな思い違いでした。仙台フィルは各地の避難所など被災地を巡り、ボランティアで復興コンサートを続けています。その費用に充ててもらおうというのです。

 仙台フィルのホームページ(http://www.sendaiphil.jp/)を読むと「私たちは、被災者に直接音楽を届けることにより、亡くなられた方々を鎮魂し、ご家族や生活を失くされたみなさんを癒し、そして希望の灯をともすことに全力を挙げていこうと決意いたしました」とあります。地元のNPOと協力して「音楽の力による復興センター」を設立したのだそうです。「音楽の力」ですよ。いい響きではないですか。

 ふと、「共鳴」という言葉が思い浮かびました。中学校の理科の時間に実験しませんでしたか。ふたつの音叉を離して並べて、片方だけを鳴らすと、しばらくしてもう一つも音を出し始める。あの現象です。

 音楽を愛するこころが大阪で奏でられ、遠く離れた仙台、そして被災地の皆さんのこころを響かせる。そう信じましょうよ。

 ブルーナさんも日本に共鳴して、すてきなイラストとメッセージを送ってくれたのですから。

 ブログをしばらくお休みしていました。これからまた、いろいろな話題をご紹介していきます。よろしくお願いします。

 

 それにしても、これほど重苦しい気分で書き始めることになるとは、思ってもみませんでした。いうまでもありません。3月11日の東日本大震災が、私たちのまわりをすっかり変えてしまったのです。

 

 しばらくは何も手につかず、おびえて暮らしていました。そんな時に私が手にしたのはディック・ブルーナさんの絵本「de appel(りんごちゃん)」です。

 

 ブルーナさんはミッフィー(うさこちゃん)シリーズのほかに何冊も絵本をかいています。「りんごちゃん」もその一冊です。しかも、ブルーナさんが初めて発表した記念すべき絵本でもあります。

 

 縦長の第1版は1953年に出版されました。ブルーナさんは26歳。正方形の今の絵本のスタイルの第一号としてかきなおして出版したのは、1959年でした。まさにブルーナさんの原点といえる絵本だと私は思っています。

 

 その「りんごちゃん」はとても不思議なお話です。

 最初のページで、りんごちゃんが泣いています。木から落ちて悲しんでいるのです。そこへ、教会の屋根の飾りのブリキのおんどりがやってきます。りんごちゃんを背中に乗せて空を飛び、街のあちこちを見せて回ります。

 

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 そして最後には、木から落ちたままのりんごちゃんに笑顔が戻る......。静けさのなかの深い悲しみ。苦悩のなかでの助け合い。悟りにも似た境地のなかでの救いを感じさせる結末。

 

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 私がブルーナさんを大好きになったのは、若いころ、この絵本との出あったのがきっかけでした。淡々と進むお話だけに、心を打たれました。そしていま「りんごちゃん」を読み返し、少しずつ心が落ち着いていくのを感じているのです。

「ゴーゴー・ミッフィー展」は、香川県琴平町の金刀比羅宮の境内にある美術館「高橋由一館」に巡回してきました。1月29日にあった開会式には宮司の琴陵容世さんの姿もあり、厳かな雰囲気でした。雪もちらついていましたよ。

 とはいえ、愛らしいミッフィー(うさこちゃん)の原画などがずらりと並ぶと、会場はあたたかな雰囲気に包まれるものです。

 

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 それにね、見て下さい。会場の壁の色を。いちめんに黄色でしょう。作者のディック・ブルーナさんは、黄色を「ハッピーカラー」と呼び、お日様のようなあたたかな色と話していました。どこか、ほんわりした感じがしませんか。

 実は黄色は金刀比羅宮を象徴する、いわば「こんぴらカラー」でもあるのです。そんなゆかりに注目して、こんぴらさん側から「展示室の壁は黄色にしませんか」と提案がありました。試みは、大成功。小雪が舞う冬のこんぴらさんでも、ここは別世界。ひとあし早く春になった気持ちになりました。

 そうそう、金刀比羅宮での「ゴーゴー・ミッフィー展」は4月30日までですので、ミッフィーはここで春を迎えます。「まわりの景色が変わっていくのも楽しみだな」とミッフィーがつぶやいていたのを、私は聞きました。

 さあ、みなさん。ハッピーカラーがお出迎えする、こんぴらさんにゴーですよ。

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 明けましておめでとうございます。2011年。うさぎ年が幕を開けました。「Year of the Rabbit 2011」と、ミッフィー(うさこちゃん)も新年のごあいさつに来てくれました。

 でも、なんだかすっきりしない気分です。年末年始にかけて山陰地方を記録的な大雪が襲いました。元日の新聞を開くと、各紙の社説の書き出しはこんな調子です。

 

「めでたいとは言い難い年明けだ」(日本経済新聞)

 

「四海の波は高く、今にも嵐が襲来する恐れがあるというのに、ニッポン丸の舵取りは甚だ心もとない」(読売新聞)

 

「なんとも気の重い年明けである」(朝日新聞)

 

 これでは、勢いよくぴょんぴょんと駆け出そうにも、腰砕けになってしまいますよね。みんな、このままではダメだとわかっているのです。でも、どうすればよいのか。見上げれば、鉛色の空。静かに雪は降り積む、といったところでしょうか。

 

 こんな時こそ、人生の先輩でもあるディック・ブルーナさんの声に耳を傾けてみませんか。

 「これからも『もっともっとシンプルに』と自分を研ぎ澄まし、自分のスタイルを追い求めるでしょう。でもこれは、『昨日よりもっとよい結果を出したい』ということと同義です。けっしてぼくだけにかぎったことではなく、立場や目指すものは異なっても、多くの人がもっている気持ちのはずです。

 たとえばテニスやサッカーの選手もそうでしょうし、学生さんにも、会社勤めの方にもあると思います。昨日よりもっとがんばろうと思う熱い気持ちと努力を継続していくことができれば、だれもが平等に輝くことができると、ぼくは信じています」

 「今日よりももっといいものを。もっともっとシンプルに」

(『ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミッフィーのこと』講談社から)

 

 そうです。シンプルに行きましょうよ。一人ひとり、ほんの少しでいいのです。自分のできる範囲で力を尽くして、みんなが輝ける世界にしませんか。「ゴーゴー・ミッフィー展」は、そんなブルーナさんのメッセージがこもった展覧会でもあるのです。

 

 ミッフィーといっしょに一年を素敵な年にしていきましょう。みなさんで力を合わせてね。

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